*

   古歌霞草   **événements quotidiens ** Franceで古楽の歌を学ぶHiromiの日々綴り

2009-11

  • «
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • »

フランスは秋休み、約2週間
この間日本へ一時帰国することにしました。


久し振りの日本で、どんなことがどんな風に変わっているのだろう...
と少々不安に思っていましたが
到着してみると、そこには以前と変わらぬ美しい風景と穏やかな人々がありました。


須磨に近くなるにつれて湿気も高くなり、潮の香りがした

こんなにすばらしい風景を、私は10年以上毎日見ていたんだ、
と思うと、
なんて贅沢なんだろう、そして、なんて幸せなことなんだろう
と思いました。


パリにはない景色


実家の近くにはたくさん自然があって
その匂いと風と
時折感じるここにしかない音



いつも一緒のメンバーはイスラエルの演奏会へと旅立った
キャンセルしたことは大事なトゥッソンのキリスト祭事に出席しない
という大きな空白ができてしまうことは承知で
今回の帰国を決めました。

宏美の飛行機が、私の飛行機がちゃんと目的地まで私たちを運んでくれますように
本当に祈っているからね
とメンバーたちとの一週間の別れ
一人一人に抱きしめられるとなんだか照れくさいけれど
こんな風に親交があって幸せに思いました。

皆のイスラエルの演奏が成功しますように..



近頃歌うことがとても楽しくて仕方がなくて
楽譜屋さんにいっては、そうそう、これこれ
とニヤニヤしながら楽譜屋さんに長居しているような私が居ます。


歌いたくてムズムズして帰宅。。

ふと、フランスに来たばかりのころを思い返すと
今のような心境ではなかったことに気付かされ
なにかしら、よくは分からないけれど私の中ですごく大きなものが渦巻いて
とくに去年から今年にかけて何かが変化したように思う。

音楽に対する心も、歌うことへの心も。。
音楽に精神を注ぎ込む、ということが今の私にエネルギー化しているよう
よく考えれば、以前に比べてすごくオープンな性格に変わった自分と
笑顔が今の日常にあって、人と話すのも好きになったし。。

何がきっかけだったんだろう。。。

修道院での生活が私にはすごく人生において凄く大きなものなのは
確かなのですが
それ以外は何か今は分からないでいて

ただ、修道院でも今でも変わらずほぼ毎日一緒に勉強をして歌っている
メンバーがお互いに支え合って生活していることは確かで
1年も立てば親友以上のものを感じる時もあって
泣きたい時や辛い時は会いにいってすべてを吐き出す。。。
そういう心の支えとか
音楽で結ばれているものだとか
そういうものが私に大きく影響したのかもしれない


ひろみはパリに溶け込んで
音楽も精神もすごく変わったよ
自分で気付いている?

フランスに来た時から教わっている先生が
この間私におっしゃった。
そういえば、初めは何も分からなくて
でも、どこかいつも気が張っていて、こうでなければならない!
というような、力士みたいなところがあったし
とにかく言葉がいつも何か壁を作っていた。。。


フランスに来てよかったんだ、
と最近思います。



いつの間にか季節が移り変っていく

あんなに暑かった夏。。。

イタリアで過ごした今年の夏は私に沢山のことを学ばせてくれました。
最初に訪れたCINQUE TERREの街
海に会いに、と一人で行ったものの
見事にバカンスシーズンといわんばかりのファミリーとカップル
に囲まれながらも、夕焼けの海に浸ったり、波の音を聴いたりしました。
世界遺産とあって、古い町並みも漁港も、すごく良かった。

その後、以前から教わりたいと思っていた先生ご夫妻の研修に参加しました。
CDを聴いたのは数年前、それはフランスものの宮邸音楽でした。
すごい。。。声から音楽から人の素晴らしさが伝わってくる。。
感動したこと、今でも覚えている。
念願叶ってお会いしたとき、
容姿も含めて全てが凄く素敵!!!と感動して
レッスンを受けても本当に素晴らしい先生でいらして
運命の出会いがそこにあったのでした、私にとって。
イタリア人の声って本当に明るくて温かい
クラスの皆、本当にいい声の集まりだった。。。
お金を貯めながら月に1度の北イタリア行き、もちろん先生に会いに!
と、先生と約束した。

パリに帰ってくると、パリはパリで素敵なところを再発見
薄暗い空の色も、街を歩いているとはらっと落ちる枯れ葉
なんだかメランコリックな想いをさせるパリ
こんなパリが素敵なんだ、きっと。。


今日、グレゴリア聖歌の練習が再開しました。
もう、1年が過ぎたんだ。。。。
すごくすごく、繊細すぎて壊れてしまいそう。。
音の糸と糸が繋がっていく。。


時は止まることなく廻っていて
誰にも平等に与えられているもの

さぁ、歌おう

今日、思いました。



今日は早朝、9時から教会での学期末試験がありました。
最初に歌の試験、そして指導の試験。
歌の試験は今回これで3回目
初回は冬のとても冷えた12月で、グレゴリアンも楽譜を追うので精一杯
歌になっているかどうかどうなのか、、といった感じでした。
今日、20曲の諳譜が課題でその中から最初は自身で選曲してよいと
審査員からのお声があったので
初めてグレゴリアンを教わった曲を選曲することにしました。
今日で恩師について約1年、私の中でさまざまなことが変わったことに
今日試験を受けて感じました。声がまず変わった、発音も、ラテン語の勉強
毎週あって逃亡心も時にはあったけれど。。。
おかげで 音楽的表現にも繋がって音楽に自由が生まれていました。
次に指導の試験
審査員の先生や恩師や教会関係の方々、、皆さんを指導する
なんだか恐多くておおぉぉ。。。と前に立って指揮を振った時
こわばってしまいました。なんというか、やはり凄い方々なので
威厳な雰囲気が。。。ラテン語の先生を前に発音を注意したり
はぁ、緊張するなぁ;;と思いながら。。。
そんな中先生がわざとここはどう歌うんですかねぇ?
と質問されたり。笑。

9月から続けてきたこの勉強
少し芽が出てきたかな。

無事オペラの公演を終了することができました。
ご来聴くださいました皆さま、有難うございました!

終わってみるとなんだかあっという間で
本番の時間よりもその当日まで詰めて皆で合わせをしたり、発言したり
まぁ、時にはもめたり、喧嘩もしたり、、、
フランス社会なので発言はつきもの
喧嘩もつきもので笑
そんな過ごした時のほうが印象深くて
その時が終わってしまった淋しさと
舞台に立って舞台が大好きになってしまった
歌ももっと好きになってしまったこの感情を
さて、どこに運ぼうか!
とそわそわしている私です。
こんなことだから音楽は辞められない!
この時を通して皆との仲が深まった、
音楽の素晴らしさはここにあると痛感しました。


とにかく支えてくださった皆さま、有難うございました!!!


Jeudi 4 Juin 2009 20h30
Vendredi 5 Juin 2009 20h30
"Didon et Enée de Henry Purcell"
Salle de Ravel

Francis Bardot direction
Jean Louis Serre mise en scène
Marine Thoreau La Salle chef de chant
Caroline Alonso chorégraphie

Orchestre Baroque de Levallois

Phillippe Couvert violon
Alain Pégeot violon
Dominique Dujardin violoncelle
Franck Ratajczyk contrebasse
Benjamin Joseph Steens clavecin


Solistes

Hiba De Marco AMENNA/Julie Goron Didon
Brice Poulot Enée
Noémie Bardel/Ellen Giacone Belinda
Sandra Darcel/Hiromi Bando second Woman
Cécilie Lucchini l'Enchanteresse
Anne Sophie Pernet premiére Sorcière
Sihame Berradi/Delphine Simon Brdoux deuxième Sorcière
Hiromi Bando/Camille Mage Sprit
Patrick Marchand le Marin

Les Choeurs

Classe de chant de Levallois et du CRD du Val Maubuée


IMG_0139_convert_20090613210245.jpg

IMG_0202_convert_20090613210405.jpg


Photo+004_convert_20090613210637.jpg

Photo+008_convert_20090613210724.jpg

Photo+011_convert_20090613210824.jpg


µµc'est cadeux pour petit amie , merci

IMG_0095_convert_20090613213125.jpg

IMG_0048_convert_20090613212627.jpg



 | HOME |  »

プロフィール

            坂東宏美 歌:鍵盤楽器奏者

Author:            坂東宏美 歌:鍵盤楽器奏者
ギタリスト原公一郎氏との出会いから歌を始め後に古楽の世界へ。ルネサンスからバロックまでの歌曲を中心に歌う。特定の分野にとどまらずフランスシターと歌のヂュオや北欧映像音楽制作にも携わり独自の世界を展開。現在フランスに留学中
2008年よりSt-G l'Auxerrois教会でMesseを務める


カテゴリー


最近の記事


リンク


最近のコメント


月別アーカイブ



FC2ブログ